こんな検査をしています
微生物検査

細菌は腐敗や品質劣化を起こし、食中毒の原因にもなります。
いつでも安全・安心な食品を組合員の食卓にお届けするために、取り扱い商品の微生物検査を行なっています。

検査の流れ

(1)サンプリング 検体 約10g、リン酸緩衝液約90gを入れます 。 (2)ストマッカー(攪拌する機械) でサンプルを粉砕・均一化します。 (3)スパイラル 培地にサンプル液を塗り付けます。(機械でレコードみたいにぐるぐるまわして塗ります)
(4)培養 25~35度で約1日~5日培養します。 (5)目視や、機械でコロニー(微生物の集落)を数えます  適合 不適合

検査する商品

主にさしみなどの生食用魚介類、弁当、おにぎり、そうざいなど、加熱せずにそのまま食べる食品や腐敗しやすい食品などを中心 に検査をしています。とくにさしみは、全店舗を対象として抜き取り検査を実施しています。
また、新規に取扱いする商品についても、必要に応じて事前にチェック、その安全性を確認しています。

検査項目

一般生菌数、大腸菌群、大腸菌、黄色ブドウ球菌、サルモネラ、腸炎ビブリオ、セレウス、病原性大腸菌O157、O26、乳酸菌、低温細菌、クロストリジア、カビ、酵母、水分活性、pH など

主な食中毒菌について

腸炎ビブリオ

海水中に生息、海水温が高くなると増え始め、魚介類の体表、エラ、貝類の中身などを汚染します。
増殖速度も速く、夏場は特に注意が必要です。熱には弱く、また真水に弱いので水道水できれいに洗えば死滅します。

サルモネラ

動物や鳥類などの腸に生息、食肉、特に鶏肉に汚染が見られますので、生肉から他の食品への汚染に注意が必要です。卵にも汚染がみられます。卵は冷蔵庫で保管、生 で食べる場合は賞味期限内で、賞味期限を過ぎたものは十分な加熱が必要です。

病原性大腸菌O157

動物の腸類に生息、特に牛が保菌していることが知られています。少量の菌でも発症しますので牛肉、特にホルモン類はよく加熱することです。野菜などで有機 肥料として使われる牛糞による汚染が原因と考えられる事例も見られます。

黄色ブドウ球菌

人の皮膚、鼻、のどなどに普通に見られます。
黄色ブドウ球菌が増殖して産生する毒素(エンテロトキシン)は熱に強いので注意が必要です。

食中毒予防の三原則

工場点検

生食用魚介類の加工場など微生物制御管理が重要な商品については、定期的に訪問、製造環境や製造工程のチェックを行います。加工場のまな板や包丁など器具類の拭き取り検査も実施します。

こんな検査をしています
放射性物質検査
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残留農薬検査
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食品添加物検査
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重金属検査
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栄養成分検査
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動物用医薬品検査
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微生物検査
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アレルゲン検査
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家庭用品検査
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繊維製品検査
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官能検査
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