商品Q&A 寄せられる組合員からのお問い合わせやご意見・ご相談の中から、特に多いものをご紹介します。

衣料・服飾雑貨

Q15

「パジャマを着た状態で、マッチの火をつけたところ、火が袖づたいに一気に走りました。」

その他のお申し出
Check
A

お申し出品を確認したところ、胸元および腕の表面に茶色く焦げたような跡が認められました。また、お申し出品はもともと表面に起毛がかかっていることに加え、着用や洗濯によると思われる毛羽立ちや毛玉が多数確認されました。これらのことより、お申し出の現象は「表面フラッシュ」であると考えられました。

「表面フラッシュ」は、炎が接触すると、一瞬のうちに生地表面の毛羽や毛玉を伝い走るように炎が燃え広がる現象です。発生しやすいのは「綿、レーヨンなどのセルロース系繊維100%もしくはその混紡素材」からなる「毛羽立ちや毛玉のできやすい」「毛羽の長い起毛品や毛羽立ちのあるニット(織物)製品」です。また、毛羽の間隔が広めのものや体にフィットしていないものは、空気を含みやすく燃えやすいため、炎の走る速度が速くなるとともに、火の勢いも強くなる傾向にあります。加えて、冬場の湿度の低い時期は、静電気により毛羽立ちが起きやすく、また、乾燥により燃えひろがりやすくなるため、要注意です。

調理など火を使われる際には、上記のような素材に注意すると共に炎に触れにくくするためにも、ゆったりしたものでなく、体にフィットしたものをおすすめします。
万一表面フラッシュが起こったら、炎はそれほど大きくないため、慌てずにろうそくの炎を吹き消すように強く息を吹きかけたり、表面を直ちに手で払う等して本体生地に燃え広がらないうちに消しましょう。それでも本体生地に燃え移ってしまったら、水をかけたり濡れタオル等で包み込んで消火しましょう。

なお、お申し出品には「わずかな炎で表面の毛羽に火が走ることがあります。十分ご注意ください」との表示がありました。

  
国民生活センターより、以下のテスト結果の報告が出されており、動画で表面フラッシュの様子を見ることができます。

http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-19991004_1.html

 

茶色くなった箇所が炎が走り焦げた箇所です。全体的に毛羽立ちと毛玉が発生していました。
茶色くなった箇所が炎が走り焦げた箇所です。全体的に毛羽立ちと毛玉が発生していました。
燃焼部分の拡大
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