- 米・麺類・穀類
- 腐敗・カビ


個包装袋の側面のキズから空気が入り込み、カビが発生したと考えられます。
切り餅の個包装袋は未開封でした。餅の変色部分を顕微鏡で観察したところ、カビの菌糸が確認できたことから、カビが発生し餅が変色したと考えられました。
次に、外袋と個包装袋にキズやシール不良がないかを確認したところ、外袋は鋭利なものによって開封されたと思われる形跡があり、カビの発生している個包装袋側面にも鋭利な物によると思われるキズがありました。個包装袋には脱酸素機能があり、中は酸素のない状態に保たれております。カビは酸素のない状態では生育しないことから、個包装袋のキズ部分から空気中のカビが侵入して餅に生えたものと考えられました。
コープこうべ商品検査センターのホームページ内「商品なるほどシート」にも事例を紹介しています。ご参照ください。
https://kensa.coop-kobe.net/naruhodo008.pdf