調味料（アミノ酸）、調味料（核酸）、調味料（有機酸）の表示は、アミノ酸、核酸、有機酸とよばれる物質を食品添加物の調味料として使用しているときの表示です。 「アミノ酸」は、昆布のうまみ成分として知られているL-グルタミン酸ナトリウムや調味料以外にも使われることもあるグリシンなどのアミノ酸とよばれる物質のことです。 「核酸」は、かつお節･煮干･肉などに含まれているうまみ成分として知られている5´-イノシン酸二ナトリウムや椎茸の旨味成分として知られている5´-グアニル酸二ナトリウムなどの核酸とよばれる物質のことです。 「有機酸」は、クエン酸カルシウム、クエン酸三ナトリウムや貝類のうまみ成分として知られているコハク酸ナトリウムなどの有機酸とよばれる物質のことです。 食品添加物表示の法律では、これらの食品添加物を調味料として使用したときにはL-グルタミン酸ナトリウムや5´-イノシン酸二ナトリウムなどの物質名ではなく、アミノ酸や核酸と表示すればよいことになっています。また、アミノ酸、核酸、有機酸などを２種類以上使用しているときには「調味料（アミノ酸等）」の表示でよいことになっています。