食品に表示されている「ベニコウジ色素」「着色料（紅麹）」は、食品添加物の「ベニコウジ色素」です。一括表示の原材料名では、食品原材料のあとにスラッシュ（/）などで区切られて、スラッシュのあとに、「ベニコウジ色素」と表示されます。 食品添加物「ベニコウジ色素」は、第10版食品添加物公定書において、使用基準が定められ、食品の着色において必要最少量で使用することになっています。これらの管理のもとで、これまでに健康危害が発生したことはありません。 一方、（小林製薬の）「紅麹原料」は食品添加物ではなく「食品原料」です。サプリメントなど健康食品素材や食品の着色や風味づけに使われています。原材料名の表示は、スラッシュ（/）の前に、「米紅麹（米、米胚芽、紅麹菌）」や「紅麹」などと書かれています。 国の規格基準や成分規格は無く、安全性については製造者が確認をしています。 　食品添加物「ベニコウジ色素」と、小林製薬が製造販売しているサプリメントの「紅麹原料」とは異なるものです。 参考資料：日本食品添加物協会『食品添加物「ベニコウジ色素」について』、FOOCOM『ベニコウジ色素（食品添加物）と、小林製薬の紅麹原料（食品）は違うもの』