button menu button menu
商品検査センター   商品検査センター

icon icon Q Q 黒いお米が混じっている

  • 米・麺類・穀類
  • 変色
A A

カメムシの食害による「着色粒」です

お申し出の黒いお米は、稲の害虫であるカメムシにより被害を受けた「着色粒」が混入したものです。

1.着色粒とは、稲の登熟期(稲穂内部のデンプン形成時期)にカメムシが稲の養分であるデンプンを吸汁した刺傷痕が黒や茶色に着色して米粒に残ったものです。
2.カメムシの発生要因は、5月~6月頃の天候が高温で湿度が高くなった時に多く発生します。したがって、その年の気候状況に大きく左右されますが、それ以外にも米の生産調整施策(意図的にお米の生産面積を減らすことによる需給安定策)による稲からの転作(牧草・果実・野菜栽培など)や休耕田(作付けを休止した圃場)の雑草などがカメムシの生息および繁殖地となって、カメムシが稲の登熟期になると圃場を飛んで移動し、稲の養分を吸い、お米の品質に被害(着色粒)をもたらします。
3.産地農協は「食の安心・安全」を求める消費者のニーズに応えるために除草剤の散布を減らすよう生産者に対して生産指導しており、生産者は除草剤の代わりに栽培期間中は草刈機を使用した除草作業を繰り返し行いますが、それだけでは完全に防げないのが現状であります。
4.コープライスセンターでは色彩選別機で被害粒(着色粒)を除去していますが、完全除去は困難なのが現状です。

なお、カメムシによる被害粒を口にされても健康上の問題はありません。

お申し出の黒いお米は、稲の害虫であるカメ虫により被害を受けた「着色粒」が混入したものです。
・混入原因については
?着色粒とは、稲の登熟期(稲穂内部のデンプン形成時期)にカメ虫が稲の養分であるデンプンを吸汁した刺傷痕が黒や茶色に着色して米粒に残ったものであります。
?カメ虫の発生要因は、5月〜6月頃の天候が高温で湿度が高くなった時に多く発生します。したがって、その年の気候状況に大きく左右されますが、それ以外にも米の生産調整施策(意図的にお米の生産面積を減らすことによる需給安定策)による稲からの転作(牧草・果実・野菜栽培など)や休耕田(作付けを休止した圃場)の雑草などがカメ虫の生息および繁殖地となって、カメ虫が稲の登熟期になると圃場を飛んで移動し、稲の養分を吸い、お米の品質に被害(着色粒)をもたらします。
?産地農協は「食の安心・安全」を求める消費者のニーズに応えるために除草剤の散布を減らすよう生産者に対して生産指導しており、生産者は除草剤の代わりに栽培期間中は草刈機を使用した除草作業を繰り返し行いますが、それだけでは完全に防げないのが現状であります。
?コープライスセンターでは色彩選別機で被害粒(着色粒)を除去していますが、完全除去は困難なのが現状です。

なお、カメ虫による被害粒を口にされても健康上の被害はありません。

  • slider slider
    お申し出の黒い米