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貯穀害虫(穀類を加害する虫)である「コクヌストモドキ」(体長4mm)の成虫でした。
この虫は小麦粉の大害虫として世界的によく知られており、米では、精米はほとんど食害せず、糠(ヌカ)を食害し、時に大量発生することがあります。
今回の考えられる原因として、生産ライン内に潜伏していた成虫が製品の中に混入した可能性のほか、ご家庭での精米の保管場所付近で既に生息していた成虫が精米の中へ侵入した可能性が考えられます。環境によっては発生を繰り返す可能性もあるので注意が必要です。米びつの周辺に米の粉やヌカなどがあると発生源になりやすいので、日頃から清掃しておきましょう。
なお、貯穀害虫は衛生面においてハエ、ゴキブリのように不衛生な雑食性の虫ではありませんので、万が一、誤ってこの虫自体を食べても下痢や腹痛などの健康被害はございません。
【コクヌストモドキの主な特徴】
①成虫は、あまり飛ばない。
②幼虫は、精米袋やビニール袋は食い破らない。(糠の中によくいる)
③成虫、幼虫とも基本的には、米の粉や糠につく虫。