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icon icon Q Q かぼちゃを煮たら、皮の表面に膜がついていた

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かぼちゃの表皮と思われます

調理済のかぼちゃの皮の表面に、透明な膜状のものがありました。 膜状のものは皮全体を覆っていました。
膜状のものをピンセットではがして実体顕微鏡で拡大観察したところ、植物組織とわかりました。次に、膜状のものを乾燥させ、商品検査センターのFT-IR(フーリエ変換赤外分光光度計)で分析したところ、セルロース系の繊維であることがわかりました。
かぼちゃの表皮には、かぼちゃが病害虫などから身を守るための薄皮(保護膜)があります。煮込むなどして、かぼちゃに熱を加えると、この薄皮がはがれやすくなります。かぼちゃからはがれると、紙やビニールのように見える場合がありますが、かぼちゃの表皮の薄皮ですので、召し上ってもお体にさしさわりはありません。

"届けられたお申し出品は、調理済のかぼちゃ2片でありました。そのうちのかぼちゃの皮には透明な膜状のものがありました。 膜状のものは皮全体を覆っていました。

ピンセットではがして実体顕微鏡で拡大観察したところ、植物組織ではないかと思われました。
また、膜状のものを乾燥させ、商品検査センターのFT-IR(フーリエ変換赤外分光光度計)で分析したところ、セルロース系の繊維であることがわかりました。
以上の調査より、膜状のものはかぼちゃの表皮細胞であると判断しました。"

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