- 魚介類
- 虫
『ブリ筋肉微胞子虫』の寄生によるものです
お申し出いただいたブリの刺身の中に、大きさ2×4mmほどの不定形の黄色がかった乳白色の異物が見られました。
この異物を顕微鏡で観察した結果、『ブリ筋肉微胞子虫』の胞子を確認しました。『ブリ筋肉微胞子虫』は養殖ブリの筋肉に寄生する寄生虫です。養殖ブリの稚魚は春に自然の海から採捕しますが、この寄生虫の稚魚期の寄生率は高く、寄生数が多いと、ブリの体表に凹凸が見られるため、ベコ病と称されます。この様な症状を呈する稚魚は、ワクチン接種時に選別・廃棄します。また、『ブリ筋肉微胞子虫』はブリが成長するにつれ、ほとんどが消滅すると言われていますが、寄生が軽度の稚魚を気づかずに飼育し、その一部が消滅せずに残存したものと思われます。
お申し出いただいたブリ刺身中に、径2×4mm大の不定形の黄色がかった乳白色の異物が見られました。
この異物を顕微鏡で観察した結果、『ブリ筋肉微胞子虫』の胞子を確認しました.『ブリ筋肉微胞子虫』は養殖ブリの筋肉に寄生する寄生虫です。養殖ブリの稚魚は春に自然の海から採捕しますが、この寄生虫の稚魚期の寄生率は高く、寄生数が多いと、ブリの体表に凹凸が見られ、ベコ病と称されます.この様な症状を呈する稚魚は、ワクチン接種時に選別・廃棄します。また、『ブリ筋肉微胞子虫』はブリが成長するにつれ、ほとんどが吸収・消滅すると言われていますが、寄生が軽度の稚魚を気づかずに飼育し、その一部が消滅せずに残存したものと思われます。